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国際会議PSAM13発表報告

国際会議「Probabilistic Safety Assessment and Management」

博士前期課程1年田崎陽介君の発表報告を掲載します。

今回,私はソウルで行われた国際会議,PSAM13(Probabilistic Safety Assessment and Management)にて研究の発表をしてきました.確率に基づく安全評価に関する会議であり,特に原子力関係の研究をなさっている研究者の方々が多く見られました.
海外での研究発表は,大学4年生のときに一度,タイのタマサート大学にて経験していました.しかし,今回のような本格的な会議での発表は初めての体験でした.会場の雰囲気は,国内で行われる会議に比べ,とても華やかでありながら,落ち着いた印象を受けました.雄大な漢江の景色を眺めることができる,大きなロビーで,各国の研究者がコーヒーとクッキーを片手に語り合う光景は,新鮮でとても刺激的でした.私は,以前から,TEDをはじめとした国際的なプレゼンテーションの様子を観ては憧れを抱いていたので,ついに,自分がその舞台に立つ日が来たのだと実感したためです.発表はそれぞれ9つのホールで行われました.私の発表はその中でも最も大きなホールで,まるで大統領か誰かが演説するような立派な演台での発表となりました.もちろん,私の気持ちは,そのような舞台に憧れていたこともあり,とても高まっていました.
しかし,現実はそう甘くはありませんでした.何度も何度も練習したはずなのに,いざ舞台に立つと緊張して,何度か言葉をつかえてしまいました.憧れが大きすぎて,より良く見せようと気持ちが空回りしてしまいました.質疑応答の時間も,結局,質問の意味が理解できず発表時間が終わってしまいました.せっかく質問していただけたのに自分の英語力不足で議論することができなかったことが,とても悔しく思いました.
約1ヵ月後,その悔しさを晴らす機会を得ることができました.私はフィリピンのデラサール大学にて再び英語で研究発表をすることとなりました.発表練習は韓国のときの倍以上しました.その結果,フィリピンでは自信を持って発表を終えることができました.質疑応答も先生のお力をお借りしながら何とか解答することができました.更なる成長を望んだ私は,質問をすることにも挑戦しました.1回目の質問は緊張して思っていたことを聞くことができませんでした.それが悔しくてもう一度,もう一度と質問していると,最終的に学生の中で最も多く質問をしていました.
次の目標は,来年,ウィーンで行われる正式な国際会議に出席するので,今度こそ堂々と発表し,世界の研究者の方々とディスカッションすることです.
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